空き家を解体して売却するなら解体費用はどれぐらいかかる?

正木屋の不動産知識【売買編】

空き家を解体して売却するなら解体費用はどれぐらいかかる?

日本で対策の必要性が叫ばれている空き家問題。
相続した家など、今では住んでいない空き家を解体して更地の状態にし、売却したいと考えている方も少なくないことと思います。
空き家を解体する場合、いったいどれぐらいの解体費用がかかるのでしょうか。
具体的な流れが気になる方もぜひ参考のためにご覧ください。

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空き家を解体する場合の費用相場とは?建物の構造ごとにチェック!

一戸建ての家を解体する場合、その家の広さや築年数、また、構造によってかかる費用相場が異なってきます。

●木造…1坪あたり4万円から6万円
●軽量鉄骨造…1坪あたり6万円から8万円
●RC造(鉄筋コンクリート造)…1坪あたり7万円から10万円


さらに立地によっても費用は変わります。
また、家の中に残置物が残ったままの状態だったり、付属設備があったりする場合には付帯工事が必要になるため、費用が上がります。
一戸建ての家を解体する流れは次の通りです。

●①複数の業者から見積もりを取り、工事内容や費用を比較し、業者を決定する
●②残置物の片付けや近所への挨拶などの準備をする
●③解体工事が行われる
●④廃材処理が行われる
●⑤整地が行われる


建物の状態によって解体にかかる期間はさまざまですが、一般的には10日から2週間ほどかかります。
付帯工事がある場合は、さらに日数がかかる場合があります。

空き家の解体において費用を抑えるために補助金を利用しよう

空き家を解体する場合、先ほどお話したように決して安くはない費用がかかります。
その費用を抑えることに役立つ補助金制度があり、代表的なものをいくつかご紹介します。

老朽危険家屋解体撤去補助金
老朽化して倒壊する危険がある家屋の取り壊しを助長する制度です。
自治体から耐震診断や認定を受ける必要があります。

都市景観形成地域老朽空き家解体事業補助金
長い期間放置された空き家を解体し、都市の景観を守るための補助金制度です。
空き家所有者や相続関係者は、解体工事後に基準を満たす土地の活用方法を提示する必要があります。

建て替え建設費補助金
老朽化した家屋を取り壊して基準を満たす住宅を建てる場合、解体費用や建築費用の一部が補助されます。
他にも地方自治体によってさまざまな補助金制度があります。
補助金を受けるための条件もそれぞれ異なりますので、しっかり調べて有効に利用するようにしましょう。

まとめ

空き家の売却や有効利用のために建物を解体する場合、木造、軽量鉄骨造、RC造など、構造や建物の広さ、築年数によってかかる費用相場に違いがあります。
各地方自治体には空き家を解体するための補助金制度が用意されているので、上手に利用して節約に役立てましょう。
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