引っ越しはタイミングが大切!賃貸の二重家賃を上手に回避する方法
引っ越しをするなら、初期費用はなるべく安くおさえたいですよね。
敷金、礼金、仲介手数料…数ある初期費用のなかでも、できれば支払わずにすませたいのが「二重家賃」です!
そこで今回は、二重家賃の発生を避けるためのコツや注意点について、詳しくご紹介していきます。
賃貸の引っ越しにありがちな落とし穴!二重家賃を上手に避けるには
二重家賃とは、賃貸物件から賃貸物件へ引っ越しをする際、現在の住居と新居の家賃が二重で発生してしまうことです。
通常、引っ越しをするなら退去の1か月前には貸主に申し出る必要があります。
つまり、新居の入居日が来てもまだ前の部屋の解約が成立していない場合、二重家賃が発生することになるのです。
とはいえ、新居が決まる前に退去日を決めてしまうのは勇気がいりますよね。
そこで、二重家賃を避ける方法として考えられるのは下記の4つです。
<1:完成前の新築賃貸を探す>
建設中の物件であれば、完成後の入居可能日に合わせて現在の賃貸を解約できます。
<2:退去予定のある部屋を探す>
現在住人がいる部屋であれば、新築と同じく入居可能日から逆算して解約通知書類が出せます。
リフォーム中の部屋の場合も同様です。
ただ、これらの場合はすべて事前に内覧ができないので注意してください。
<3:フリーレント物件を探す>
フリーレントとは、契約から一定期間(数日から数か月)の家賃を免除してくれるシステムです。
これであれば、家賃無料の期間にゆっくり引っ越すことができます。
<4:不動産会社と交渉する>
不動産会社の担当者に素直にお願いしてみるのも一つの方法です。
全額免除は無理でも、大家さんに相談して家賃発生日を遅らせてくれるかもしれません。
家賃発生日の設定は不動産や物件によりさまざまです。
一般的には契約書を交わした時点からの場合が多いですが、それよりも早い「入居審査が通り次第」というパターンもあります。
まれに入居日からしか家賃が発生しないというありがたいケースもあるので、部屋選びのポイントにしてみてくださいね。
賃貸の引っ越しで二重家賃を避けるには!退去する部屋の契約書も見返そう
新居の家賃だけでなく、退去する部屋の家賃にも注意が必要です。
契約書の「賃料」の項目をチェックして、退去月の家賃が日割りなのか月割りなのか確認しましょう。
月割りの場合、退去日が月初であっても、その月の家賃をまるまる支払わなければなりません(日割りの場合は退去日までの日数で家賃を割った金額を支払う)。
つまり契約書に「月割り」と記載がある場合は、なるべく月末に引っ越しをすると、家賃の無駄が少なくなります。
まとめ
二重家賃は避けたいけれど「退去日になっても新居が決まっていない!」なんて事態は絶対に避けたいですよね。
特に年末から4月にかけては不動産が大きく動く時期なので、理想の部屋が見つかればすぐに契約することをおすすめします。
ここでお伝えしたことを参考にして、少しでも無駄のない引っ越しを目指してくださいね。