不動産の購入と売却をする住み替えの流れは?どちらを先に始めればいい?
今まで住んでいた不動産を売却して、新しい不動産を購入する住み替えは、二つの不動産取引を行う必要があるので、手続きや時間の管理も通常の不動産売買より手間取ることがあります。
住み替えをする時の流れはどうなっているか、住み替えする際の注意点などを紹介していくので、参考にしてみてください。
売り行きを先にするかの順番でメリットも変わる住み替えの流れ
住み替えは、売却と購入の手続きの流れ自体は通常のやり方とおなじです。
売却の流れは不動産査定を行って売買価格を知ってから、不動産会社と媒介契約し、売却活動をした後に買主が見つかれば、売買契約をかわしてから不動産の引き渡しを行います。
購入の流れは物件探しから初めて、気になる物件の見学をしてから購入契約をし、ローンや支払いの手続きを済ませてから入居となります。
購入を先にする場合は、買い先行という方法になります。
持ち家から新居に直接引っ越すことができるので、荷物の移動を一回で済ませることができます。
ですが、買い先行は不動産を売却した時の資金などがないため、資金に余裕がある人向けの方法になります。
逆に売り先行の方法では、不動産を先に売却することができるので、自分のもとに資金を確保しておくことができます。
売却の時間にもゆとりを持つことができるので、できるだけ高く売却したい時にも時間を割いて売却活動を行うことができます。
デメリットとしては、新居が購入できていないので、仮住まいをする場所が必要になるという点があります。
住み替えをする時に必要になってくる諸費用にはなにがある?
売却時に必要になる諸費用は、主に家を売却した金額の5~7%とされています。
諸費用の中に入るのは、不動産が売却された時に支払われる不動産会社への報酬である仲介手数料と、取引に関わる文書に課税されている印紙税。
ローンを完済した時に抵当権を抹消するための抵当権抹消費用に、不動産を売却した時に得た譲渡所得にかかる所得税や住民税があります。
譲渡所得がなければ所得税や住民税はかかりません。
不動産を購入する際にかかる諸費用は、家を購入した金額の5~8%となっており、仲介手数料や印紙税は購入時にもかかわってきます。
他にも住宅ローン関連費用や、火災保険や地震保険などの費用がかかってきます。