市街化調整区域に該当する不動産は任意売却するのが難しい?
不動産を任意売却しようとしたら「市街化調整区域なので売却は難しい」といわれることがあります。
市街化調整区域にある物件は、本当に任意売却ができないのでしょうか。
今回は、市街化調整区域にある物件の任意売却に成功する方法についてくわしくご紹介します。
不動産の任意売却を検討するなら!市街化調整区域でも売れるのか?
市街化調整区域とは都市計画法によって市街化を抑制されている区域のことで、町の活性化のために活用される「市街化区域」とは区別されています。
この地域で一般の人が家を建てたり建て替えをしたりするためには、行政の許可が必要です。
現在、日本には約10.3%の市街化調整区域が存在しており、自由に活用できる市街化区域と違い、制限がある市街化調整区域の不動産は評価が低いのが特徴です。
そのため、購入しても活用しにくいことから、売れる可能性があまり高くありません。
実際のところ、市街化調整区域にある物件の任意売却は扱っていない不動産会社も多いのです。
自分が所有している土地が市街化調整区域なのかを確認するためには、役所に問い合わせをすれば教えてもらえます。
また、市街化調整区域の規制ができる前に建てられた建物は、行政の許可がなくても建て替えができるケースもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
市街化調整区域の不動産の任意売却に成功する方法は?
市街化調整区域にある不動産だからといって、絶対に任意売却ができないわけではありません。
しかし、前述したように不動産としての価値は低いため、不動産会社でも売るのが難しいといわれているのです。
不動産会社のなかには市街化調整区域の不動産を専門に取り扱っているところもあるため、そういった会社を選んで依頼するとよいでしょう。
市街化調整区域の近くにある不動産会社なら、近隣の対象不動産を管轄している可能性も考えられます。
もしそうなら話はスムーズに進むはずなので、なるべく早く売却したいという方はチェックしてみましょう。
また、農地に転用してから売却する、医療施設や福祉施設として活用するために賃貸するなどの方法もあるため、信頼できる不動産会社に相談してみてください。