不動産売却における平屋の需要とは?上手な売却方法について解説!
所有している不動産を売却したいけれど、物件の状態によっては買い手がつかないというケースがあります。
所有している物件が平屋の場合、需要があるかどうかわからずに困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、不動産売却における平屋の需要と上手な売却方法について解説します。
不動産売却で平屋の需要はある?
平屋とは、昔ながらの日本家屋のような1階建ての建物のことです。
平屋には、2階建ての物件と同じだけの床面積を確保するためには広い土地が必要だったり、2階建てよりも坪単価が高くなりやすいデメリットがあります。
しかしその反面、階段などの段差がないため高齢者や階段の上り下りが負担になる方にとっては生活が楽になったり、家事や掃除がしやすくなったりするメリットがあります。
また、平屋は浸水の危険性はあるものの、地震の際に揺れにくいなどの特徴もあるほか、災害時にはすぐに逃げられる点も大きなメリットです。
さらに、平屋の魅力は庭を楽しめる点にもあります。
家庭菜園やバーベキューなどを楽しめるだけでなく、縁側を設置して庭を眺めながらのんびり過ごせるため、幅広い世代で楽しめるのです。
実は、積水化学工業株式会社がおこなった「平屋住宅に関する調査2016」では、30歳~69歳の方のうちおよそ4人に1人が平屋を希望しているというデータも出ているのです。
また、現時点では2階建ての物件に不自由を感じていない世帯であっても老後まで同じ家に住み続けたい方や、小さな子どもがいる世帯にも平屋は向いています。
そのため、平屋は決して需要のない物件とはいえないのです。
平屋を上手に売却する方法とは?
所有している物件が、築年数の経った古い物件なのであれば、解体して更地にするという方法があります。
売り手側は解体費用を用意しなければならないなどのデメリットはありますが、更地の状態であれば買い手側が解体業者を探す手間がかかりません。
家を新たに建てる際にすぐに着工できるだけでなく、平屋にこだわる必要もないため購入希望者の幅が広まり、売却のチャンスが増えるのです。
結果として、買い手が見つかりやすくなるメリットがあります。
反対に、築年数がそれほど経過していない物件であれば、リフォームをして売却するという方法があります。
生活に不便な場所や古くなった設備など、気になる部分のリフォームをすれば、より高値で売れる可能性があるのです。
また、あえてリフォームをせずに現状のまま売却するという手段もあります。
購入希望者のなかには自分の要望どおりにリフォームをしたいと考える方もいるため、リフォームしないほうがかえって買い手が見つかるケースもあるのです。
まとめ
平屋は高齢の方や老後まで同じ家で暮らすことを想定している方、小さな子どものいる世帯などに需要があります。
平屋を売却するのであれば、解体して売る方法のほかに、リフォーム後の売却やあえて手を加えずにそのまま売りに出す方法があります。
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