不動産買取のメリットデメリットとは?瑕疵担保責任はどうなる?
不動産買取とはどのようなものなのかを知って、自分に適した売却を判断できるようにしましょう。
買取は不動産会社に直接、家やマンションを売却する方法で、不動産会社が買手になるのが特徴。
不動産買取のメリットデメリットを解説するので、売却の検討に役立ててくださいね!
不動産買取のメリットとは?
不動産買取の3つのメリットをみていきます。
▼時間と手間がかからない
短期間で売却できて手間もかからないのが、買取の大きな魅力でしょう。
通常の売却では早くても2ヶ月から3ヶ月の期間が必要で、売れるまでにさまざまな手間もかかります。
時間と手間を最小限に抑えられるので、早く売ってしまいたいケースでは特におすすめです。
▼仲介手数料がない
仲介手数料がかからないので、数十万円から数百万円の売却コストを節約できます。
一般的な売却では「売買価格の3%+6万円+消費税」を、仲介手数料として仲介業者に支払わなくてはいけません。
仲介の発生しない買取では、仲介手数料なしは大きな魅力といえそうです。
▼瑕疵担保責任がない
瑕疵担保責任が問われないので、売却でありがちなトラブルを防げるのもメリットです。
瑕疵とは物件の致命的な欠陥で、雨漏りやシロアリによる被害などが主な例。
不動産会社へ売るケースでは、この瑕疵担保責任は免除させるので、売却後の安心感が大きいでしょう。
不動産買取のデメリットとは?
不動産買取にはデメリットもあるので、代表的な3つをみていきます。
▼売却価格が相場より低い
買取価格の相場は、一般的な売却価格の約70%から80%といわれています。
業者は買い取ったあとに、リフォームやリノベーションをして、付加価値をつけた物件を販売する必要があるからです。
価格の設定は売買後の手間や経費を計算して設定されるので、相場価格より低くなります。
▼売却価格を自分で設定できない
売却価格を売手が設定できないのもデメリットの一つでしょう。
買い取ってくれる業者が、物件販売によって利益を出せる価格でないと、取引には応じてもらえません。
▼業者を見つけにくい
買取業者を見つけにくいデメリットもあります。
物件に対して各種条件を定めている業者もあり、ニーズを見込めない家やマンションは、取引してもらいにくいでしょう。
まとめ
不動産の買取とは、業者が物件を買い取ってくれる、売却スタイルの一つです。
瑕疵担保責任を問われないメリットがありますが、売却価格が相場より安くなるデメリットに注意しましょう。
各種メリットデメリットを把握して、自分に適した売却を検討してくださいね!