離婚時に任意売却するメリットは?タイミングや売却時の注意点をチェック!
離婚をする際に住宅ローンが残っていて、売却しても完済できない場合、任意売却を選択する方法があります。
住宅ローンを払い続ける場合、支払いが滞るなどのトラブルにつながる可能性もありますが、ローンを減らすことでトラブルを回避できます。
今回は、任意売却のメリットやタイミング、売却する際の注意点を詳しく解説していきます。
離婚時に不動産を任意売却するメリット・デメリットとは
任意売却とは
不動産売却時に売却価格より残ローンが上回る場合、借入先の金融機関に許可を得て売却しなければなりません。
この売却手続きを任意売却といい、許可を得れば通常のように売却ができます。
メリット
住宅ローンが支払えなくなった場合、競売によって強制的に売却されることになります。
競売では相場の8割ほどの売却価格になりますが、任意売却では通常の不動産市場での売却が可能です。
売却価格が高ければ高いほど、残ローンの支払いが楽になります。
また、家族の思い出が詰まった部屋に、住宅ローンを支払い続けながら住み続けるのは、精神的にも苦しくなる可能性があります。
任意売却でなるべく早く清算して、お互いすっきりした状態にしたほうが気持ちも楽になるのではないでしょうか。
デメリット
任意売却は、査定の依頼や金融機関への報告、価格交渉や売買契約書の作成など、売却までの手続きが多岐にわたります。
また、手間をかけても必ず希望価格で売却できるわけではありません。
そのリスクを考慮したうえで、任意売却にのぞむ必要があります。
離婚時に任意売却するならどのタイミングでおこなえばいい?
離婚後に住宅ローンが残っていると、トラブルに発展する可能性がでてきます。
離婚前に売却を済ませておけば、トラブルを回避でき、お互いわだかまりなく新しいスタートが切れます。
離婚後の売却は、売却活動に専念できるので比較的高値で売却できるというメリットがあります。
何を重視して売却したいか話し合って、タイミングを決めましょう。
離婚時に任意売却する際の注意点とは?
オーバーローンによって任意売却をおこなうため、売却をしても住宅ローンは残ります。
残ったローンを誰の負担でどのように支払っていくのか、事前に話し合って決めておく必要があります。
また、任意売却には期限があり、期限を過ぎると競売での売却になってしまいます。
なるべく高値で売却したいところですが、競売になるとさらに安くなる可能性があるので、期限と価格のバランスを見極めることが重要です。