角地の不動産の売却にあたり知っておきたいメリットやデメリットを解説
不動産の売却と一口にいっても、どのような物件を売るのかで売主にとってのメリットやデメリットは異なります。
できるだけ満足できる形で取引を終えられるよう、実際に不動産を売るとどうなるのか、それぞれの物件で特徴を確認しておくと良いでしょう。
今回は、角地の不動産を売却した際のメリット・デメリットなどについて解説します。
角地の不動産を売却するメリット
角地の不動産は一般的に人気なので、売り出すと早くに売れることも多いです。
現地での物件見学の回数も減りやすく、売却にかかる手間が軽減されます。
不動産の人気の高さから、比較的高値もつけやすいので、売却によって資金も作りやすいです。
買い手が早く現れると値段を見直す必要もなく、希望価格に近い値で売れることも少なくありません。
角地にある不動産が売主に有利な理由は、角地は所有者にとって下記のようなメリットが多いからです。
●日当たりが良いので室内が明るい
●隣人からの視線が比較的少ない
●建築条件が少し緩い
●住居の設計の自由度が高い
●将来売却しやすい
両隣に建物がないおかげで日当たりが良く、室内が明るいメリットがあります。
また隣人からの視線も少ないため、気兼ねなく生活できます。
角地は建ぺい率と呼ばれる条件がやや緩められ、周囲の敷地より少し広い家を建てられることも多いです。
敷地の2方向が道路と接していることから、玄関や窓をどちらに向けるかといった設計面の自由度も高く、理想に近い建物にしやすいです。
立地の人気によって将来売却しやすいといった一面もあり、買主からは総じて好まれます。
そのおかげで、売主は売却を有利に進められることが多いのです。
角地の不動産を売却するデメリットや注意点
角地は人気が高いため、同じ条件の不動産が将来再び手に入るとは限りません。
相応の金銭が得られるとはいえ、所有者にとって快適な土地を失うことは事前によく確認しておきたいポイントです。
角地の売却にあたっての注意点は、以下のような立地上のデメリットにも目を向けておくことです。
●夏場は暑い
●敷地の周囲で交通事故が起きやすい
●塀や植木の整備に費用がかかりやすい
●通行人の声や視線が気になりやすい
●道路斜線制限への注意が必要
角地の特徴としてあらためて確認しておき、買主から質問されたときには答えられるようにしておきましょう。
あわせて上記への対策も考えて買主に伝えると、購入を後押ししやすいです。