売れない?二世帯住宅を売れるようにする、その例とは?

正木屋の不動産知識【売買編】

売れない?二世帯住宅を売れるようにする、その例とは?

二世帯住宅は特殊な物件といわれており、中古として売却するには「なかなか売れない」傾向にあるといわれています。
たしかに一世帯向けに作られていないので、一般の住宅とは大きく異なります。
しかし手法次第では、その価値を高めることは可能ですので、今回はその手法の具体的な例を交えてご紹介します

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売れない二世帯住宅の例~外観~

二世帯住宅が売れないのはなぜでしょうか。
一世帯だけが入る住宅ならば、一般的な家とイメージがしやすいでしょう。
それに対し、さまざまなタイプが存在するのが二世帯住宅です。
二世帯が「同居」という形をとり、寝室以外の居住空間をともにするのは完全同居型です。
親世帯と子世帯の玄関は別にし、浴室や一部の設備をともにする部分共用型、同じ敷地内に二つの建物を建設し、もしくは上と下、右と下で世帯を分ける完全分離型があります。
これから親と同居するにあたり、二世帯住宅の理想が人によって異なるため、なかなかマッチングしにくい事情もあるのです。
しかしながら、新築で建てるには割高になるため、二世帯住宅は中古市場で求められている重要な物件のひとつともいえるでしょう。
売りにくい二世帯住宅を人の目に留めてもらうには、どうしたらよいのでしょうか?
まず家を購入するとき、最初に目に入るものは「外観」です。
外壁が剥がれていると貧相な印象を与え、築年数が実際のとは違い、さらに古く感じられてしまいます。
二世帯住宅が売りに出されたのは、何かしら家庭の不和やトラブルがあったからだと、マイナスなイメージを抱く人もいるかもしれません。
壁の塗装がボロボロと剥がれた外観は、ネガティブなイメージをさらに助長させるものです。
値引き交渉の口実にもなりやすく、取引の中止もありえるので、日頃からの定期的なメンテナンスをおすすめします。

売れない二世帯住宅の例~内装~

二世帯住宅の外観を気に入ってもらえたならば、次は内見が控えていますよね。
壁紙が破れていないか、フローリングに傷がついてないか、内装のチェックをしましょう。
壁紙は日焼けによって色あせますし、汚れていると部屋の中も暗くなりがちです。
壁や床は購入者がそのまま使用します。
仮に入居後に破損箇所に気づけば、購入者が壁紙を張り替え、フローリングの傷にリカバリーをかけねばなりません。
高い金額を出した後なのに、さらなる出費は避けたいと購入を渋るケースへと発展してしまいます。
スムーズに売却を促すためにも、内覧前に壁紙を新しいものに張り替え、フローリングの傷も修繕しておきましょう。
壁部の軽い汚れには無難な掃除方法として、壁の材質は問わない不織布のお掃除シートやマイクロファイバークロスといった類の使用がおすすめです。
汚れをなすりつけないよう、軽くこすりましょう。
また部屋についた生活臭やタバコ臭、体臭を消すために壁紙やソファに消臭剤を噴霧するのも有効です。

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まとめ

中古の二世帯住宅は売れない事情がたしかにあります。
しかし、どうしたら買いたいと思うのか、購入者の立場になり考察するのも重要です。
買い手の目に入る最初の情報が肝心なのです。
外観や内装のメンテナンスは重要であるといえるでしょう。
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