
秋分の日を前に考える実家の相続|長野市で家族が確認しておきたい不動産のこと
秋分の日を前に考える実家の相続|長野市で家族が確認しておきたい不動産のこと
秋分の日を含むお彼岸は、お墓参りや帰省などで家族が顔を合わせる機会が増える時期です。
こうした機会に少し考えておきたいのが、実家や土地などの不動産を将来誰が引き継ぐのかということです。
相続の話は「まだ先のこと」と後回しになりがちですが、不動産は預貯金のように簡単に分けられない場合があります。特に実家は、家族の思い出と資産としての側面が重なるため、いざ相続が発生してから初めて話し合うと意見がまとまりにくいこともあります。
今回は、長野市の実家や土地について、相続が発生する前から家族で確認しておきたい基本的なポイントをご紹介します。
1.まず「誰の名義か」を確認する
最初に確認したいのは、実家の土地と建物が誰の名義になっているかです。
家族全員が「父親の家」と思っていても、土地は祖父名義のままだったり、土地と建物で所有者が異なっていたり、複数人の共有になっていたりすることがあります。
固定資産税の納税通知書など手元の資料も参考になりますが、正確な所有関係については登記事項証明書などで確認できます。
将来のことを考える第一歩として、土地と建物の名義を家族の誰かが把握しておくとよいでしょう。
2.実家を引き継ぎたい人がいるか確認する
相続が発生したときに重要になるのが、実家を今後どうするかです。
子どもの誰かが住みたい、家族のために残したいという希望があれば、所有を続けることも選択肢になります。
一方で、子どもたちがすでに別の場所に住宅を持っていたり、県外で生活していたりする場合は、誰も実家に住まない可能性もあります。
「実家だから当然残す」と決めるのではなく、実際に将来利用する人がいるかどうかを確認しておくことが大切です。
3.不動産は簡単に分けられないことを知っておく
預貯金であれば金額に応じて分けることを考えやすいですが、一つの土地や一棟の住宅を物理的に人数分へ分けることは簡単ではありません。
誰か一人が取得する、共有する、売却して代金を分けるなど、さまざまな方法が考えられます。
どの方法が適しているかは、相続人の構成や財産全体の内容などによって異なります。税務や法律に関する判断が必要な場合には、税理士や司法書士、弁護士などの専門家への確認も必要です。
不動産会社では、不動産としての価格や売却方法などを確認することができます。それぞれの専門分野を分けて考えると整理しやすくなります。
4.共有名義にする前に将来まで考える
相続した実家を兄弟姉妹など複数人の共有名義にする方法もあります。
ただし、共有不動産について将来売却などを行う際には、共有者との調整が必要になります。
相続した直後は兄弟姉妹で話し合いができても、さらに年月が経ち、次の相続が発生すると関係者が増える可能性もあります。
共有という方法を選ぶ場合には、現在だけでなく将来その不動産をどうする予定なのかまで考えておくことが重要です。
5.誰も住まないなら管理費用も考える
実家を相続しても誰も住まない場合、空き家として管理することになります。
固定資産税だけでなく、火災保険、建物の修繕、庭木や雑草の手入れなどが必要になることがあります。
長野市では冬場の積雪や凍結などにも注意が必要です。遠方に住んでいる場合は、定期的に実家へ来るための時間や交通費も負担になります。
実家を残すかどうかを考えるときには、取得することだけではなく、その後何年管理することになるのかという視点も必要です。
6.不動産関係の書類の場所を共有する
親御さんが元気なうちに確認しておきたいのが、不動産関係の書類がどこに保管されているかです。
購入時の契約書、固定資産税関係の書類、測量図、建築関係の資料などが残っている場合があります。
相続が発生してから家族が家中を探すよりも、「不動産関係の書類はこの場所にある」と共有されているだけで確認がしやすくなります。
すべてを整理し直す必要はありません。まず保管場所を家族が知っている状態にしておくことが大切です。
7.実家の現在の価格を知っておく
相続について話し合う際、不動産の現在の価値が分からないと具体的な検討が難しくなります。
不動産の査定では、土地の広さや形、接している道路、周辺環境、建物の築年数や状態、近隣の取引状況などを確認します。
築年数が経過した住宅でも土地に価値がある場合がありますし、反対に家族が想像していた価格と実際の市場評価が異なることもあります。
「売却すると決めたから査定する」のではなく、家族で今後を考えるための情報として査定を利用することもできます。
相続が発生してからではなく、元気なうちに話す
相続について家族で話すことを避けたいと感じる方もいるでしょう。
しかし、実家について何も共有されていない状態で相続が発生すると、「親はこの家をどうしたかったのか」「誰か住むつもりだったのか」と、残された家族だけで考えることになります。
元気なうちなら、本人の希望を聞くことができます。
売却するかどうかまで決める必要はありません。誰が住む可能性があるのか、家を残したいのか、誰も使わないなら売却してよいのかといった基本的な考えを共有しておくだけでも違います。
まとめ|お彼岸を不動産について話すきっかけに
実家や土地の相続は、実際に相続が発生してから初めて考えるものとは限りません。
土地と建物の名義、将来住む人がいるか、管理を続けられるか、書類がどこにあるか、現在どのくらいの価値があるのか。こうしたことを事前に少し確認しておけば、将来の選択肢を整理しやすくなります。
秋分の日やお彼岸で家族が集まる機会を利用して、まずは実家について話してみてはいかがでしょうか。
正木屋では、長野市を中心に相続した実家、空き家、土地などの不動産売却・買取・査定のご相談を承っています。