
秋分の日に家族で考える空き家のこれから|長野市で実家を放置しないために
秋分の日に家族で考える空き家のこれから|長野市で実家を放置しないために
秋分の日は秋のお彼岸の中日でもあり、お墓参りや帰省などで家族が集まる方も多い時期です。
そんな機会に考えておきたいことの一つが、誰も住まなくなった実家や、将来空き家になる可能性のある家をどうするかという問題です。
実家は思い出のある場所ですから、「すぐに売るのは寂しい」「とりあえずそのまま残しておこう」と考えるのは自然なことです。しかし、誰も住まなくなった住宅は、所有しているだけでも管理が必要になります。
今回は、長野市の実家や空き家について、残す場合にも売却する場合にも家族で確認しておきたいポイントをご紹介します。
空き家になっても家の管理は続きます
人が住まなくなったからといって、住宅の管理が不要になるわけではありません。
定期的な換気や清掃、庭木や雑草の手入れ、郵便物の確認、建物の状態確認など、さまざまな管理が必要になります。
人が暮らしていれば、雨漏りや設備の不具合などにも比較的早く気付きます。しかし空き家では、異常が発生しても長期間気付かないことがあります。
実家を残す場合は、「誰が、どのくらいの頻度で確認するのか」まで決めておくことが大切です。
長野市では冬を迎える前の確認も重要
9月下旬になると、これから少しずつ気温が下がり、やがて冬を迎えます。
長期間使用しない住宅では、水道や給湯設備などについて凍結への備えが必要になる場合があります。また、積雪のある時期には敷地や建物の状況確認が難しくなることもあります。
そのため、秋のうちに外壁や雨どい、水回り、庭などを一度確認しておくとよいでしょう。
設備の管理方法が分からない場合は、建物の状況に応じて専門業者などへ確認してください。
庭や敷地の管理も忘れずに
空き家では、建物だけでなく庭や敷地の管理も必要です。
春から夏に伸びた雑草や庭木がそのままになっていると、道路や隣地へ枝が伸びてしまうことがあります。
落ち葉が増える秋には、排水部分などに葉がたまっていないかも確認しておきたいところです。
遠方に住んでいる場合、定期的な草刈りや庭木の手入れのために何度も長野へ来ることが難しいケースもあります。今後何年間管理できるのかを現実的に考えることが重要です。
空き家を所有するための費用を整理する
誰も住んでいない家でも、所有している間には費用が発生します。
固定資産税をはじめ、保険、建物の修繕、庭の手入れなどが必要になる場合があります。遠方から管理するのであれば、交通費や移動時間も負担の一つです。
一つひとつの金額だけを見ると大きく感じなくても、所有期間が5年、10年と長くなれば負担は積み重なります。
実家を残すか売るかを考えるときは、「今売るのはもったいない」という視点だけでなく、今後の維持管理にどの程度の費用と手間が必要なのかも整理してみましょう。
誰かが将来住む予定はありますか?
実家を残す理由として、「将来、子どもや孫が住むかもしれない」という考えもあります。
実際に数年後に利用する予定があるのであれば、維持しておくことに意味がある場合もあります。
一方で、具体的な予定がないまま「いつか誰かが使うかもしれない」という理由だけで所有を続けると、管理期間だけが長くなることもあります。
家族が集まる機会に、それぞれの現在の住まいや仕事、将来の予定を確認し、実家を利用する可能性が本当にあるのか話してみるとよいでしょう。
売却するなら建物を解体する前に相談する
古い空き家を売却しようとすると、「建物を壊して更地にした方が売りやすいのでは」と考える方もいます。
しかし、解体にはまとまった費用が必要です。また、建物を残した状態で購入を希望する方がいる可能性もあります。
中古住宅として販売するのか、古家付き土地として販売するのか、更地にして販売するのかは、建物や土地の条件によって判断が変わります。
そのため、先に解体を決めるのではなく、現在の状態で査定を受け、販売方法を確認してから検討することをおすすめします。
荷物が残っていても相談できます
空き家の中に家具や家電、衣類などが大量に残っているため、不動産会社への相談をためらっている方もいるでしょう。
査定を依頼する段階で、必ず家の中を空にしておく必要はありません。
まず不動産としての状況や売却方法を確認し、その後どこまで片付けるのかを考える方法があります。
特に大型家具や大量の家財を処分する場合は費用もかかります。売却の方向性が決まる前にすべて処分するより、必要な作業を整理してから進めた方が効率的な場合があります。
現在の価格を知ると判断しやすくなる
空き家を残すか売却するか迷っている場合は、現在の査定価格を確認してみるのも一つの方法です。
例えば、現在売却した場合のおおよその価格と、今後数年間所有するための費用や管理の手間を比較できます。
不動産の価格は、土地の広さや形、道路との関係、立地、建物の状態、市場の状況などによって異なります。
築年数だけで「価値がない」と判断せず、土地と建物を含めて確認することが大切です。
まとめ|空き家は「とりあえずそのまま」にしない
実家が空き家になったからといって、すぐに売却する必要はありません。
ただし、「いつか考えよう」と何年もそのままにすると、建物の状態が変化したり、管理の負担が積み重なったりすることがあります。
残すのであれば誰が管理するのか、将来利用する予定があるのか、維持費はいくらかかるのか。売却するのであれば現在どのくらいの価格なのか。こうした点を一度整理しておくことが大切です。
秋分の日で家族が集まる機会があれば、実家の思い出を振り返るだけでなく、「この家をこれからどうする?」と少し話してみてはいかがでしょうか。
正木屋では、長野市を中心に空き家、実家、土地などの不動産売却・買取・査定のご相談を承っています。